2014/08/18腹部超音波検査(エコー)について
腹部超音波検査(腹部エコー)は、比較的簡単に、痛みもなく、上腹部の重要な実質臓器を短時間で画像チェックできる検査です。
検査方法は、患者さんにベットに横になって頂き、腹部にゼリーをつけ、プローベを体表に当てるのみで比較的簡単で、是非、お勧め致しております。
主に、実質臓器、例えば、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などを観察いたします。
心窩部痛(みぞおちの痛み)、臍周囲の痛み、背部痛、下腹痛、食欲不振、心窩部不快感(なんとなく重い感じ)、ムカムカ感、悪心などがあると、心配ですよね。
症状があり、診察により必要性があると判断さ れれば、また、無症状でも、肝機能障害、貧血、糖尿病、慢性膵炎など採血データに異常があれば腹部エコー検査の十分な適応です(保険診療)。
例えば、脂肪肝の進行程度、胆のう結石、胆のうポリープ、そ の他、肝細胞癌、肝血管腫、肝のう胞などの肝腫瘍、胆のう癌、(肝内外)胆管癌、膵臓癌などの上腹部腫瘍から、卵巣のう腫、進行した大腸癌などの下腹部腫瘍、また、慢性肝炎B型、C型、自己免疫性肝炎などの慢性肝炎、慢性膵炎、慢性腎炎まで、さまざまな腹部疾患について、痛みなく、低侵襲で簡単に検査できます。
また、異常がないことを確認するだけでも、患者さんはご安心頂けるかと存じます。
毎週、火曜、木曜の午前、金曜午後、土曜(不定)は、専門の臨床検査技師による丁寧な検査の後、院長施行により最終診断をさせて頂いております。
1人当たりの所要時間は約20分程度と丁寧に観察しております。
上記以外のお時間で も予約を受け付けております(院長施行のみ)。
また、診察状況やエコー検査自体の必要性によっては、その場ですぐ腹部エコー検査ができる場合も多いですので、ぜひ、お気軽にお申し出ください。
なお、無症状の方や、採血結果、診察所見等に異常がなくても、希望されれば、自費(5,000円程度)での検査も可能ですのでお申し付けください。
詳しくは、当院にご相談ください。