2013/03/01ピロリ菌を除菌できる機会が増えました。
胃のピロリ菌を除菌できる機会が増えました。
これまで、胃カメラで胃・十二指腸潰瘍がある場合に限って、除菌治療が保険適応となっておりましたが、
1) 胃カメラ検査をお受けいただき、”慢性胃炎(ピロリ菌感染胃炎)”を内視鏡検査で確認します。
–胃カメラ検査は、除菌治療に必須です。
2) 尿素呼気試験などの検査で、ピロリ菌の存在を確認。
の、2つの条件を満たせば、胃・十二指腸潰瘍がなくても、保険診療下に除菌治療が可能になりました。
ピロリ菌に感染した胃は、胃がん、胃十二指腸潰瘍の発生率が高く、なるべく年齢の若いうちに除菌することが推奨されています。(30歳までに除菌するとよいとされています。)
除菌治療そのものは、7日間おくすりを内服するだけで比較的簡単です。(副作用など注意する点もございます。)
現在の保険診療下では、1次除菌、そして、1次除菌がうまくいかなかった場合の2次除菌(おくすりの種類が1次除菌と異なります。)と、2回の除菌治療の機会があり、90%以上の方が除菌に成功できます。
除菌に成功すれば、将来的に、胃がん、胃十二指腸潰瘍の発症を抑えることができます。
この機会にピロリ菌の除菌をお勧め致します。
(ただし、除菌治療により十二指腸潰瘍が再発する、などもあります。)
詳しくは、当院にご相談下さい。