2014/03/24ピロリ菌除菌 当院で多数の方が除菌治療をされました。
昨年春より、胃のピロリを除菌できる機会が増え、多数の方が除菌治療をされました。
当院のピロリ菌除菌の件数、男女別、年齢層、除菌までの経過、除菌成功率、副作用などについて、現在、集計・分析中です。
今後も定期的な受診、胃カメラ検査など、除菌後の経過観察も重要です。(個人情報は保護されます。)
**平成25年春からの保険診療下のピロリ菌除菌治療について**
これまで、胃カメラで胃・十二指腸潰瘍がある場合に限って、除菌治療が保険適応となっておりましたが、
1) 胃カメラ検査をお受けいただき、”慢性胃炎(ピロリ菌感染胃炎)”を内視鏡検査で確認します。
胃カメラ検査は、除菌治療に必須です。
胃カメラ検査は、除菌治療に必須です。
2) 尿素呼気試験などの検査で、ピロリ菌の存在を確認。
の、2つの条件を満たせば、胃・十二指腸潰瘍がなくても、保険診療下に除菌治療が可能です。
ピロリ菌に感染した胃は、胃がん、胃十二指腸潰瘍の発生率が高く、なるべく年齢の若いうちに除菌することが推奨されています。(30歳までに除菌するとよいとされています。)
除菌治療そのものは、7日間おくすりを内服するだけで比較的簡単です。(副作用など注意する点もございます。)
現在の保険診療下では、1次除菌、そして、1次除菌がうまくいかなかった場合の2次除菌(お薬の種類が1次除菌と異なります。)と、2回の除菌治療の機会があり、90%以上の方が除菌に成功できます。
除菌に成功すれば、将来的に、胃十二指腸潰瘍の発症を抑えたり、胃がんの発生率を低下させることができます。
除菌に成功すれば、将来的に、胃十二指腸潰瘍の発症を抑えたり、胃がんの発生率を低下させることができます。
この機会にピロリ菌の除菌をお勧め致します。
(ただし、除菌治療により十二指腸潰瘍が再発する、などもあります。)
(ただし、除菌治療により十二指腸潰瘍が再発する、などもあります。)
除菌治療による副作用は、
1) 軟便、下痢 (10%)
2) 味覚障害 (5%)-短期的に食べ物の味が少し変わるなど、気が付かない場合も多いです。
3) 皮疹 (1%)
が主なもので、抗生物質によるものが多いです。特に、ペニシリンやクラリスロマイシンにアレルギーのある方は、必ず、初診時、除菌薬処方時にお申し出ください。
詳しくは、当院にご相談下さい。