2015/01/05最近のピロリ菌除菌について
昨年の春から、慢性胃炎 (ピロリ菌感染胃炎)の除菌治療が保険適応になったこともあり、これまで約240人の方が除菌されました。
基本的に、ピロリ感染胃炎 (慢性胃炎)の方は皆、除菌したほうがいいです。
その理由は、今後の
1) 胃十二指腸潰瘍の発生、再発防止のため
2) 胃がんの発生率を明らかに低下させる ことが、前向き研究で立証済のため
などが挙げられます。
しかし、胃癌発生にはピロリ菌感染以外にも、多くの因子がその発癌に関与しております。
ピロリ菌を除菌したから、今後、一切胃がんは発生しない、という訳ではありません。
したがって、最も重要なことは、除菌成功後も年1回程度、胃カメラ検査を定期的に受けて頂くことです。
また、ピロリ菌除菌治療にも、下痢、軟便、味覚障害、皮疹などの、副作用が生じることもあります。
詳しくは、当院に御相談下さい。
当院では現在、この2年半のピロリ菌除菌デ ータを解析中です。
当院では現在、この2年半のピロリ菌除菌デ ータを解析中です。