2015/01/05いわゆる”ABC検診”について
消化器がん検診学会、ヘリコバクター学会でのでは、このところ、いわゆる”ABC検診” (採血のみで、ピロリ菌抗体、ペプシノーゲン陽性の有無を見て、A-D群の4群に群分け) により、その後の胃がん発生率危険度(ハイリスク)の判定をしています。
私は、基本的にはピロリ菌抗体陽性者は除菌すべきと考えますが、これにより、両者とも陰性のA群以外は胃カメラ施行が推奨されます。
したがって、特に地域医療においては、胃カメラ受験数が増えすぎて、受け入れ側としても、対象者すべてに胃カメラをしていただく医療環境が整備できるか疑問視されており、方向性についてはやや混沌としている状況です。
私としてはとにかく、まず胃カメラを受けて頂き、ピロリ菌陽性なら除菌でいいと思 います。
当院では、胃カメラ検査の予約、ピロリ菌存在の判定、除菌治療、除菌後の効果判定、そして、その後の定期的胃カメラ施行による経過観察ができるよう、お手伝いさせて頂きます。
詳しくは、当院を受診してください。